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「受験算数」は、伸びる一歩手前で課題を明確にすることがポイント!

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「受験算数」は、伸びる一歩手前で

課題を明確にすることがポイント!




Ⅰ. 伸び悩んでいる子どもは、算数を伸ばす勉強方法に出会えていないのです。

塾の授業を聞いて『わかった』という体験と、問題を自力で解いて『できた』という体験と、なぜ出来たのかを『説明できる』という体験の違いが、そのまま“得点力”の差であるということを、伸び悩んでいる子ども達は知りません。

この、『分った』から『出来た』へ向上させるための学習と、『出来た』から『説明できる』へ向上させるための学習は、その内容が異なってきます。


もちろん『わかった』といっても、何を『わかった』のかは、子どもによって大きな差がありますが、ここで言えることは『わかった』ままで何もしなければ、あっという間に忘れてしまうということです。

つまり、この段階では、その子に合った“忘れないための学習メニュー”で『できる』という自信をつかむことが先決です。

この、『分った』から『出来た』へ向上させるための学習と、『出来た』から『説明できる』へ向上させるための学習は、その内容が異なってきます。

つまり、この段階では、その子に合った“忘れないための学習メニュー”で『できる』という自信をつかむことが先決です。

『できた』が日常化すれば、偏差値50をキープできるでしょう。


ただし、応用問題の正答率はなかなか上がりません。

そのまま、漫然とした学習を続けていくと、今まで『できた』と思っていた単元の問題さえできなくなり、今までの自信が、また不安へと変わります。

これは、難易度が上がっているにもかかわらず、学習内容が変わっていないのが原因です。

難易度が上がるということは、その単元の基礎的な知識を活用するだけでは解けなくなります。

今までの知識を角度を変えて活用したり、他の知識と複合させたりする力が必要となります。

要は、今までの知識をフル活用する判断力・論理力を鍛えなければなりません。

このための“学習内容”と “学習プラン”がランクアップのポイントとなります。

伸びる一歩手前の子ども達は、ここでつまずいています。

算数につまずいているのではなくて、算数を伸ばす勉強方法に出会えていないのです。




Ⅱ.受験算数は、全体観に立って攻略しよう。

子ども達に聞くと、その子の成績に関わらず「歴史は得意だけど地理は苦手・・・」とか「天体は好きだけど水溶液は苦手・・・」という言葉をよく耳にします。

ところが、算数が伸び悩んでいる子どもに「算数の中でも得意なところはどこ?」と質問すると、偏差値50以上の子どもであっても「うん?っ」と唸って言葉が出てこないことがよくあります。


原因は、①でお話しした、伸びるための“学習内容”と “学習プラン”に出会えず自信を失ってしまい、今まで自信を持っていた単元ですら“不安の霧”がかかっているからです。

それは、受験算数の全範囲を全体観に立って見渡してから、対策を立てるということを意識できていないことも原因です。

つまり、受験算数は『割合と比』『速さ』『図形』『整数』をどのように攻略するかであります。

先ずは、少しでも取り組みやすいと感じる単元を攻略することです。

そうすれば、そのプロセスをほかにも応用すればいいのです。

一つの小さな成功体験が、伸び悩んでいる局面を大きく変えることになります。




Ⅲ.模試は結果だけを見るものではない。集中して問題を解く絶好の機会。

算数の伸び悩んでいる生徒ほど、結果にとらわれてしまっているケースが多く見られます。

伸びている生徒は、テストが終わった時点で自分の点数を自覚しています。

それは、限られた試験時間の中で、最大限に集中して問題に取り組んだ証しなのです。


そういう子どもは、解答への糸口を見つけられず正解を導き出せなかった問題を、2度と間違えることはなくなります。

これは、普段の学習で得られる以上の高い効果を得ていると言えます。

もちろん、テストの点数を上げたい一心がそうさせる訳ですから“模試は結果だ”といわれるかもしれません。

ただし、ここでお伝えしたいのは、テストが終わった瞬間に何点取れたかをしっかりと判断できる姿勢が大事だということなのです。

受験生が、模試の結果に一喜一憂するのは当たり前のことですが、その取り組む姿勢如何で、結果よりも大きな意味のあることを模試でつかむことができるのです。


『ケアレスミスが多い』『普段できている問題が模試だと出来ない』『テストの後見直しすると出来る』といった生徒は、模試の取り組み方で変わります。





プロ家庭教師のリーダーズブレイン
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